人生に疲れ、闇の中でセミリタイアを願う

30代で癌に侵され、治療して会社に復帰したが肺に転移し、再度治療後会社に復帰するもパワハラでうつ病となり退職。人生に疲れ働く気力を失う。月間21万PV達成!!感謝<(_ _)>

心のキズ (貧乏の代償)

最近俺の心が喜んでる…

不思議な感覚だ…

 

1ヵ月前まではあんなに辛かったのに…

毎日が楽しくなってきた…

 

リアルで人と話すのは疲れるから嫌だが…

自分自身の心と話すのは心地よい…

 

ただ自分の心に従っただけで、ここまで回復できたのだから…

だから、もう自分の心を裏切ることはしない…

 

そして、ゆったりと座椅子に座り、リラックスした状態で

俺はまた自身の心に問いかける…

 

次は何を書く?

何を書けば良い?

 

俺の心は何が書きたいんだ?

心のキズか…

 

・・・・・

 

8才頃だったろうか…

学校でのことだ…


先生がアンケートを取ると言った…
1クラス40人程いた時代

 

一人づつメモ用紙ほどの紙を渡された…


書く内容は…

好きな人と嫌いな人、そしてその理由だった…

 

なぜそんなアンケートをとる必要があるかの理由はわからない…

覚えてないのか…

先生が理由を言わなかったか定かではない…

 

皆書き終えて先生が回収した…
そしてその用紙を教室内にある先生のデスクの上に置いた…

 

休み時間になると先生は教室を出て行ったが、アンケート用紙は

そのままデスクの上に置かれたままだ…

 

すると、同じクラスの友達が行った…

 

友『今のうちに見ちゃおうぜ!』

 

俺も凄く見たかった…
なぜなら好きな女の子がなんて書いてるかが気になったからだ…

 

俺は友達と一緒に先生のデスクの上に置かれたメモ用紙の束を手にとって

目当ての女の子が書いたメモを探した。

 

俺『あった!』

 

俺はドキドキしながらその用紙を見ると…

 

えっ…
なんで…

 

嫌いな人の欄に、俺の名前が…

 

理由は?

理由の欄には『なんとなくいや』と書かれていた…

なんとなくって…


なん何だよその理由は…
なんか具体的な理由なら直せばなんとかなるって思うのに…

 

これじゃどうしようもないじゃないか…

でも、どうしてなんとなくなんだ?

 

俺は『なんとなくいや』の理由を考えた…

 

俺の家は、ボロい借家でトイレも汲み取り式のいわゆる『ボットン便所』である…

学校から比較的近く通学路沿いにあるので皆が俺の家の前を通って行く…

 

業者が月1回くらいの頻度で、トイレ内の溜まった汚物を汲み取りにくる。

俺は自分の家を知られたくなかった…


恥ずかしかったんだ…

小学校の頃って学校で大便しただけで、みんなでそいつをバカにするから…

 

だから俺は学校では一度も大便したことないし…

どうしても我慢できずに漏らしてしまった同じクラスの子もいて、一部のやつらがバカにしていたが俺は黙っていた…

 

だから俺のうちがボットン便所だということを知られたくなかった…

ちょっと話がそれてしまったが、周りの友達はほとんど持ち家で、家が綺麗だったから

羨ましかった。

 

好きだった女の子の家もすごく大きくて豪華で新しかった…

 

その女の子に俺が家から出るところを見られてしまったことがあって、目が合ったけど

俺は恥ずかしさのあまり何も言えず、女の子も黙って通りすぎて行った…

 

『なんとなくいや』の理由はやっぱり俺が貧乏だからだ…

俺自身が嫌われたんじゃない、貧乏だから嫌われたんだ…

 

周りののやつらは、皆いい家住んで優しい両親のもとで、幸せそうだ…

なんでこんなに差があるんだ…

 

俺の家はボロい借家でトイレもボットン便所で、しかも父親から暴力受けて…

俺の家が貧乏だから女の子に嫌われるんだ…

そうだよ貧乏のせいだ…

そうに違いない…

 

それにしても…

くそっ…先生はなんであんなアンケート書かせたんだよ…

 

あんなの書かせなければこんな思いしなくて済んだのに…

先生のバカ…

 

・・・・・

 

幼少時代のトラウマのひとつだ…
この時、深いキズを受けてしまって、いまだによく覚えてる…

 

22才くらいの時に付き合っていた彼女の母親に拒否されたときも、この時のことが甦り、どうしようもない無力感が襲った…

 

俺は娘に相応しくないか…

ああ、やっぱり貧乏だからだな…

 

またかよ…

大人にになっても変わらないのか…

 

絶望的だった…