人生に疲れ、闇の中でセミリタイアを願う

30代で癌に侵され、治療して会社に復帰したが肺に転移し、再度治療後会社に復帰するもパワハラでうつ病となり退職。人生に疲れ働く気力を失う。月間21万PV達成!!感謝<(_ _)>

健康を犠牲にして、手に入れた金がたったの2000万円 (番外編2)

幼い頃の俺が親父にぶたれてる…


親父は片手で幼い俺の首を掴み、持ち上げて壁に叩き付け、そのまま何度も頬をぶたれた…

 

俺は、大量の涙と鼻血を出しながらも、どうすることも出来なかった…

床に大きく広がった大量の血を見て母親が止めにはいる…

 

母親も親父から暴力を受けていた。
親父は必ず手が出るので、叩いたり、蹴ったりする。

 

母親は、顔にアザが出きていた…

幸いにも妹2人には何の危害も与えず、むしろ可愛がっていた…

 

人間って何故だろう?
楽しい思い出というのは、記憶が薄れて思い出せないのに、辛い記憶というのは記憶に深く刻み込まれてなかなか忘れられず、鮮明に覚えている…

 

皆そうなのかな?

こんなこともよく覚えてる…
俺がまだ9才くらいだったと思うが、家族5人で初めてのディズニーランドに行った。

俺は嬉しかった…


友達の半数くらいはディズニーランドに行ったことがあったようで、羨ましかったからだ。

まさか貧乏なうちが行けるとは思っていなかったので、すごく楽しみにしていたのに…

 

しかし、楽しみは悲しみに変わった…

 

ディズニーランド内のレストランで食事をしていた時、両親が夫婦喧嘩を始めたのだ…

流石に他のお客が見ているなかで、暴力はしなかったが、結構激しい喧嘩になり、親父は怒ってどこかへ行ってしまった…

 

携帯電話もない時代だ、もはやいくら探しても見当たらない…

困った母親は駐車場に行って車の前で戻るのを待とうと言った…

 

妹達を連れて4人で駐車場に向かったところ、車がない…

どうやら親父は俺達を置きざりにして、どこかへ行ってしまったようだった…

 

とても悲しかった…
楽しいはずの初めてのディズニーランドが…
ディズニーランドは忌々しい記憶になってしまった…

 

途方にくれた俺達は、しかたなく電車で帰った…
他県から来ているので遠い…

 

やっとの思いで帰ると、親父はすでに帰っていた。

顔が恐ろしい…

 

まだ凄く怒っている…

また夫婦喧嘩を始めた…

 

俺の心は、悲しみから怒りに変わった…

 

いつか…

いつかみてろよ…

 

大きくなったら…

お前をやっつけてやる…

 

お前を絶対に許さない…

 

 


・・・・・・


俺はうつ病で会社を休職してからもうすぐ1年が経とうとしている…

会社からは、その連絡通知が来ていた…
相変わらず体調は戻らず、死ぬことばかり考えている…

 

会社どうするかな…
この状態で復帰は厳しいし…
復帰はしたくないが、生活があるし…


その時、妹からLINEで親父が癌で死んだと連絡が来た…

しばらく悩んだ…

相当悩んだ…

 

行きたくない…しかし…

 

・・・

 

散々悩んだがもう最後だと思い結局斎場へ行った。

妹達の為だと思えばいいか…

 

親父はずっと今までのことを謝っていたと妹達から聞いた…

 

恐る恐る、約30年ぶりに親父の顔を見ると…

もっと強面だったと思ったが歳のせいか怖くはなくなっていた…

 

そういえば、親父の笑った顔は記憶にないな…
怒ってる顔しか思い浮かばない…

 

妹『お兄ちゃん…お父さんの顔を触って何か言ってあげて…』

俺『ああ…』

 

俺は覚悟を決めた…

死んだ親父の頬に掌をあてた…

冷たい…

 

そして、親父の死に顔を見ながらしゃべりかけた…

 

俺『もう許すよ、安らかに眠ってくれ…』

 

その様子を側で見守っていた妹達は、嬉しそうに泣いていた…

 

妹達『お兄ちゃん、来てくれて有難う。』

 

なんだか胸がいっぱいになった…
妹達の為にも来て良かった…

 

 

親父は生活保護を受けてて、借金もあったようだが、親父のお姉さんがすでに返してくれていたようだった…

 

お姉さんは、相当怒っており、遺骨を墓にいれさせないと言っていたらしい…

俺は妹達に頼まれてお姉さんにお願いしに行った…


お姉さんとも約30年ぶりに会った…

子供の頃よく可愛がってくれたことを思い出しながら泣いていた。

 

お姉さんも俺の手を握りながら泣いていた…

そして、親父の遺骨を墓に入れてくれることを許してくれた…

 

お姉さん、ありがとう、感謝します…

 

・・・

 

親父は県民共済保険だけは入っていたそうで死亡保険金が出た。

67歳、病気死亡で200万円だ。

 

葬式代金等の費用を引いて、残りを兄妹3人で分けた…

危ない、危ない、県民共済でも入っておいてくれて助かった…

 

親父よ、さようなら!

 

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