人生に疲れ、闇の中でセミリタイアを願う

30代で癌に侵され、治療して会社に復帰したが肺に転移し、再度治療後会社に復帰するもパワハラでうつ病となり退職。人生に疲れ働く気力を失う。もはや不労所得しかない…株式投資で配当金生活を叶えてみせる!

健康を犠牲にして、手に入れた金がたったの2000万円part7

俺は病院のベッドの上にいた…

個室は、金がかかるので、無料の4人部屋にしてもらった。

 

これからどうなるんだろう…

不安で仕方がなかった。


同じ病室には、もう一人癌患者がいた。

カーテンで仕切ってあって、姿は見えないが気持ち悪そうで何度も嘔吐している音だけが聞こえる。

 

看護師が何度も確認してきている。
どうやら、抗がん剤を投与したばかりのようだ。

 

あ~怖い、俺も同じ目にあうのか…
抗がん剤は、1ヵ月に1度投与して、3ヵ月かけて計3回投与した。

 

めちゃくちゃ気持ちが悪い…最悪だ…
身体中の毛が抜けたが、なぜか眉毛だけは残った。
なぜかは分からないがみんなそうらしい。


味覚が変わって、ご飯食べられなくなった。
気持ちが悪いせいもあるがなんか味がおかしい。

ご飯が不味くて食べられないんだ…

 

だから病院内にあるコンビニで蕎麦を買って食べる。

蕎麦ならさっぱりしているからなんとか食べられる。

 

それから、便秘にも悩まされた、便が出ないんだ。

何よりも便秘が一番嫌だった…

看護師に相談したら、抗がん剤の副作用によって腸の働きが弱っているらしい…

 

便が石ころみたいに硬くなって、何度腹に力を入れても出ないんだ…

苦しくてたまらない…

 

限界が来て、看護師に浣腸をしてもらう羽目に…

しかも、女性看護師だ…

今男性看護師がいないのか…

参ったな…

 

恥ずかしいよ…

女性の看護師に浣腸されるなんて、恥ずかしいし情けない…

尻を出して浣腸された…

浣腸するとあっさり便が出てスッキリした…

 

この件があってから、看護師から便秘薬をもらって毎日飲むようにした。

そしたら浣腸しなくても出るようになった…

副作用でこうなることが分かっていたなら最初からくれよ~


同室の先輩癌患者と話をしたらなんとまだ18才だった…
まだ自分の半分の年齢じゃないか…
かわいそうに…

 

そんな状態でこれから社会に出て働かなきゃならないのかよ…
俺なんかより、ずっと大変じゃないか…
俺はまだマシなほうだ…

 

不謹慎かもしれないが正直ホッとした…
自分だけが大変だと思ってたから、間近で自分よりも大変な人を見て安心してしまった…

なんかごめん、でも勇気付けてくれて感謝します。

 

会社のトップを初め役員、同僚、現場の部下達が皆お見舞いに来てくれた。

みんないろんなものを持って来てくれたんだ。


退屈しないようにって携帯用ゲーム機、皆が書いてくれた色紙やら手紙やらで励まされた。

 

本当に有難う。
仕事では厳しくしてしまってごめんね。

 

そして、なんと契約先のお偉いさんまで来ていただけるとは思いませんでした。

お気遣い感謝致しまするm(__)m

 

・・・

 

3ヵ月が経過し、抗がん剤がどれくらい効果があるのかが気になって仕方がなかった。

医者からは、抗がん剤が効けば8センチの癌が小さくなるという。

 

できるだけ小さくしてから、切除手術をしたほうがリスクが低くなると言われた。

私の病名は、『平滑筋肉腫』と言って癌の中でも非常にめずらしいらしい。

 

腕の神経の側にあるので、手術で神経を切ってしまうリスクがあるというから驚きだ。

当然神経を切られたら腕が動かないので、生きたとしてもこれからのことを考えたら不安にかられた…

 

・・・

 

いよいよ、検査の結果が出た。
医者からなんて言われるだろう…
緊張でどうにかなってしまいそうだ…

 

医者『小さくならなかったよ…でも大丈夫だからね、大きくはなっていないから少しは効いてる。』

 

えっあんなに苦しい思いをしたのに8センチのままだって…

あまりのショックで言葉が出ない…

 

医者『もうこれ以上、抗がん剤やっても意味ないから、手術しよう。』

自分『腕の神経はどうなるんですか。』

医者『もちろん、全力は尽くす、ただしその神経にも癌が進行していたら神経ごと全部切るしかないよ。』

自分『腕が使えなくなるんじゃ仕事ができないし生きていても仕方がないですよ。』

医者『ご家族と相談して、じっくり考えみて。』

 

嫁やご両親とじっくり話し合った…
当然だが、もし腕がなくなっても命優先だと家族は言う…

嫁のご両親も涙を流していた…

お母さん、お父さん有難うございます。

 

それに比べて、実の両親は……

離婚してから1度も会ってない実父だって妹達から俺のことを聞いてるだろうし…

まぁ会いたくないから、もし来られても嫌だし…

 

実母は、見舞いに来たと思ったら借金の保証人にしようとするし…

その為に来たのかい…


まぁあの人達はもうどうでもいい…

 

血は繋がってはないけれど、自分の為に涙を流してくれる義理の両親がいてくれる。

本当に有難うございます、感謝します!

 

こんなに心配してくれるんだ、腕の1本くらいなんだ!
俺には腕がもう1本あるじゃないか!
生きよう!

 

・・・

 

手術した結果、神経は癌に侵されており切除された…

切除されたが、全部ではなく1/3だけ残したとのことだった。

 

それによって、腕の動きが制限されるそう。
前には動かせるが、後ろに動かすのは難しいとのことだった。

 

あと頭を洗うのがちょっと大変になるとも言われた。

筋肉もごっそり切除されてしまったので、あとは残された筋肉をリハビリで鍛えて補うようにすれば、通常の生活には不自由しないとのことだった。

 

助かった。何とかなりそうだ。

術後すぐは、全く動かせなかったがリハビリによって少しずつ動くようになっていった。

 

・・・

 

約8ヵ月の入院を経て無事退院した。


その間の収入は

 

社会保険の傷病手当   月給の6割


がん保険 悪性腫瘍診断時  100万円
     入院1日に付き    1万円
     手術2回     40万円

県民共済 入院1日に付き      8000円
     手術2回     10万円
 

癌になる1年前に、嫁の母からがん保険に入るように言われて助かりました。

俺には守ってくれる家族が出来たんだ!

 

お母さん、保険すすめてくれて有難うございます!感謝m(__)m


・・・

 

退院後まだまだ不十分な動きを補う為、自宅近所の病院で約1ヵ月間のリハビリ通院をした。

そしてリハビリが終了し、めでたく会社に復帰した。


・・・

 

しかし、ここからが本当の地獄のはじまりだった…

 

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