人生に疲れ、闇の中でセミリタイアを願う

30代で癌に侵され、治療して会社に復帰したが肺に転移し、再度治療後会社に復帰するもパワハラでうつ病となり退職。人生に疲れ働く気力を失う。もはや不労所得しかない…株式投資で配当金生活を叶えてみせる!

健康を犠牲にして、手に入れた金がたったの2000万円part3

不動産会社を辞めてから、貯金が20万円くらいだった俺は焦っていた。

 

1週間くらいダラダラ過ごしたがそろそろ働かねばヤバイ。

もう26歳かぁ、仕事は何をするかな。

 

もう、低収入で毎日怒られる奴隷には戻りたくない。

履歴書を書きながら自分のことを冷静に考えてみる。

 

そして、過去の板前時代のことを思い返していた…

 

・・・・・・


19歳で高級料亭に就職し、板前修行が始まった。

 (この時のことは、番外編で紹介している。)

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高級料亭では約2年間厳しい修行に耐えていた…


ある時、一緒に先輩が独立するから付いて来ないかと誘われた…

俺は付いていくことにし、もう一人の先輩も加え計3名で店を始める。


先輩の店が開店しとても繁盛した…

あまりに忙しく勤務は朝7時から夜11時過ぎまで働いていた…

休みは週1、疲労からか先輩2人もいつもイライラして私は毎日怒られてばかりだ…


一番下の俺は逃場がなくて辛かったが1年間は耐えた…
1年経った頃、まだまだこれから先ずっと一番下で我慢しなければならないのかと思うと背筋がゾッとした。


そして、2番目の先輩に怒られた俺はついにブチキレてしまった…

俺の態度に腹を立てた先輩が俺の胸ぐらをつかみ殴りかかってくる…

 

もう後には引けなくなった俺は殴ってしまった…

俺は店を飛び出した…

 

外出していたオーナー先輩に事情を話して、責任取って辞めることを伝えるが引き留められて戻った…

 

また朝から晩まで毎日くたくたになりながら働く…

俺の私生活にも変化があった。
大好きだった彼女に振られてしまったのだ。


失意のどん底の中仕事に打ち込めず、心の中がぽっかりと穴が空いた感じになり虚しさと孤独感に悩むようになってしまった。

 

ある時一番先輩であるオーナーから怒鳴られ、叩かれた。
俺は、もう限界だったんだ…

結局店を辞めた…

 

次は求人雑誌で見つけた料理屋で働くことになった。

7階立てのビルの1.2階が店だ。

1階が寿司屋、2階が和食のコース料理と一品料理を出しており、大人数の宴会も出来る広い店だった。

 

板前は総勢10人ほどおり、私は下から2番目で揚げ物を担当していた。

ここの親方は、俺を可愛がってくれ本当に温かかった。
今までこんなに良くしてくれる人はいなかったので2年経っても楽しく働かせてもらっていた。

まさか辞めることになるとは思わなかった…

俺はまんまと引き抜かれてしまった…

騙されたのだ…

 

この頃は、カウンターで刺身担当になっていた俺は、ふぐ刺を造っていた。

するとスラッとした、背の高い精悍な感じの男前のお客がカウンターに座った。
年は30くらいだろうか…

 

この人は、俺を気に入ったらしく熱心に私を他の店に引き抜こうとしていた。

 

男『ぜひ、あなたにうちの店で働いてほしい。』

 

こんなに熱心に引き抜かれるのは初めてだったので嬉しかった…

つい舞い上がってしまった…

 

男に詳細を聞くと、店というのは某大手会社の保養所内にある料亭だった。

男は、その料亭を辞めて独立する為に自分の代わりを探していたらしい。

 

頭が切れ、社交性があり、外見も抜群にカッコイイのだ…

まさにイケメン俳優みたいだ…

 …

親方に店を辞めることを伝えた時、親方は泣いていた…

私はその涙を見て驚いた…
今まで自分の為に涙を流してくれた人がいたか?

 

本当に辞めて良いのか?
もう後には引けなかったんだ…

後味が悪かった…

 

俺は引き抜かれた料亭で働き初めた。
イケメンは俺と引き継ぎを済ませると独立をする準備があると言って辞めて行った…

 

すると地獄が始まった。
料理長である親方はほとんど昼間はほとんど不在で、いつも夕方頃に出勤してくる。

 ???

どうやら毎晩遅くまで飲んでいるようだった…
いつも二日酔いだ…酒臭いし…

 

こんなに仕事しない親方がいたんだなぁ…なんか嫌な予感…

ここに来て失敗だったか?

 

イケメンに騙されたのか?

独立は表向きの理由で本当は嫌で辞めたかったのではないか?

(後に、イケメンが独立していないことを知る…)

 

親方がこんな呑んだくれなんて聞いてない…

ほとんど不在なので2番目の責任者が調理場をしきる。

 

親方含め計5名中、俺は4番目だ…

この2番目も超くせ者だった…
2番目もほぼ毎日遅くに出勤してくる…
やはり、二日酔い…

 

流石に親方よりは少しだけ早くはくるが、その後何事もなかったように振る舞う。

仕事は、全部投げられる。

 

2番目『おい、これだけのことを明日俺がくるまでにやっとけよ。』

 

堪えかねた3番目が辞めた…

3番目『入ったばかりで悪いけど俺もう疲れたから辞めるんだ。』

まじか・・・

 

残り親方含め4人、俺は3番目に…


さて、いよいよ人が足りないのでさらに地獄が…
俺は毎日怒鳴られ、逃場がなく追い詰められる…

 

 怒鳴り飛ばして絶対服従させて奴隷のようにこき使われる…

こっちは何もミスをしていないのに、重箱の隅をつついて攻撃してくるのだ…

半年間は耐えた…

 

だがそんな状況に、俺はこれ以上我慢できるはずもなかった…

あるとき、また二日酔いで遅刻をしてきた2番目がイライラしてどうでもいいことで怒り出した…


俺はブチキレて店を飛び出して二度と戻らなかった…

 

店を飛び出し帰る途中、もう懲り懲りだ。板前はもう辞めよう…

俺の為に泣いてくれた親方を思い出し涙が溢れた。辞めるんじゃなかった…

腹黒イケメンのヤツよくも騙してくれたな…

 

・・・俺の、板前人生が終わった・・・

 

履歴書を書きながら、19~26才までのことを振り返ってはみたが…

自分が輝ける場所はあるのだろうか。

 

板前はダメ、不動産営業もダメ…あとは何があるんだ…

不安だがとにかく貯金残り20万円が尽きる前に決めなければ…

 

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